猛暑の中、8月4日(月)から、自治労横浜から環境支部舩木さん・遠藤さん、教育支部松瀬さん、本部時田の4名で被爆80周年原水禁世界大会に参加しました。広島に到着後、折鶴行進に参加、原水禁世界大会の会場、広島県立総合体育館までデモ行進しました。原水禁世界大会の中では、原爆投下により多くの命が奪われ、80年経過後今日までなお、被害に苦しめられている被爆者が存在し、核兵器がどんなに非人道的な兵器か痛感せざるを得ないと語られました。原水禁が長年に訴えてきた「核と人類は共存できない」・核抑止論では核の脅威は排除できないという理念のもと、大会の中で2035・2045ビジョンが示されました。
2045年までに核兵器廃絶という目標を掲げ、行動計画として2035年までに核先制不使用宣言を保有国がすべて行う内容です。2045ビジョンを合言葉に、これから世界の皆さんと具体的な行動を取れるよう運動することを大会で呼びかけました。また、大会の中で昨年12月10日、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協代表委員・広島県被団協の箕牧智之さんから被爆者からの訴えがありました。また、ノーベル平和賞受賞について、核兵器廃絶運動に取り組んできた原水禁の協力に対してお礼が述べられ、日本政府に対しては、即刻、核兵器禁止条約の批准と締結国会議への参加を強く呼びかけました。
翌日8月5日(火)、朝からバスで2時間をかけて瀬戸内海の大久野島でフィールドワークに参加し、第二次世界大戦中、日本の毒ガス兵器の製造について悲惨な歴史を学びました。製造に携わった人たちの犠牲と、後遺症に苦しみ続ける被害者の実態が語られました。8月6日(水)、8時から被爆80周年広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式に参加しました。今まで最大の120の国・地域が参加し、核のない社会の実現と戦争のない平和な世界の存続を、参加者全員で祈念しました。この3日間で自治労横浜参加者も、核兵器廃絶に向けた取り組みを原水禁運動に参加し推進することを決意しました。自治労横浜は未来の子どもたちへ核のない社会をめざして反戦・反核の取り組みを進めていきます。
被爆80周年神奈川原水禁県庁前集会が開催
7月25日(金)16時30分、神奈川県庁前広場で被爆80周年神奈川原水禁の集会が開催しました。その前段で15時30分から横浜市各地区原水禁実行委員会で横浜市に核廃絶の要請行動を行い、国際局政策総務課に対し申し入れを行いました。
被爆80周年原水禁神奈川実行委員会から「核廃絶・平和行政に関わる横浜市への要請書」を国際局国際平和担当課長と手交しました。ヒロシマ・ナガサキ以降、戦争によって核兵器が使われないでいる歴史を継続すべき、また核と人類は共存できないことを申し入れしました。
16時30分から神奈川県庁前広場で県内各労組が参加し、被爆80周年神奈川原水禁集会を開催しました。集会の中で神奈川県下の各地区を代表し、川崎地区と横浜南地区から非核に向けた取り組みの活動報告がありました。その後、神奈川県に対し核廃絶社会実現の要請書を神奈川県国際課長に手渡しました。集会の最後の方で、第28代高校生平和大使から核兵器廃絶に向けた取り組みや、核兵器禁止条約に唯一の被爆国日本が参加し条約に批准するよう働きかける報告がありました。集会終了後、夕方でしたがまだ暑い中、参加者全員で桜木町駅まで、沿道の人たちにすべての核兵器をなくすようアピールしながらデモ行進を行いました。8月4日から世界原水禁大会の広島大会・長崎大会が開催されますが、成功裏に終わるよう、神奈川県原水禁実行委員会全員で意思一致を確認しました。
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