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『米軍ヘリ沖縄大に墜落』 |
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8月13日午後2時15分頃、沖縄普宜野湾市にある沖縄国際大の1号館本館に、CH53型大型輸送ヘリが接触、学内に墜落し炎上した。
現場は、大火に包まれ、事故機は黒煙を巻き上げ、現場周辺は一時パニック。乗組員3人が重軽傷を負った。 |
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沖縄宜野湾市への米海兵隊ヘリ墜落事故に対する抗議声明 |
8月13日午後2時ごろ、沖縄県宜野湾市にある沖縄国際大学の構内に、米海兵隊普天間基地所属のヘリコプタ−CH53「シ−スタリンオン」が墜落し、炎上・爆発する事故が起きました。墜落する際に大学の本館に接触したヘリコプタ−は周辺の住宅地に部品を撒き散らし、大惨事に至らなかったのは全くの偶然としか言いようがありません。
宜野湾市の伊波洋一市長が、7月中旬に訪米し米国防総省や議会に普天間基地の早期返還、住宅地上空での旋回飛行訓練の中止を要請した矢先の事故は、改めて普天間基地の危険性が立証された事故で、これまで放置し続けた日米両政府に強い憤りを覚えます。
事故直後、警察による事故の現場検証さえ拒否し、地域住民に対し一切の謝罪もしない米軍の態度は理不尽・非人道的で、占領軍そのものです。自治労横浜は、このような治外法権を認めた日本政府−外務省に対して強く抗議します。
今年5月に自治労横浜は、即時返還を求める「普天間基地包囲行動(人間の鎖)」に参加し、宜野湾市職労と同じ基地を抱える立場から基地の早期撤去に向けて連帯し取り組んで行くことを確認してきた、わずか3ヵ月後の事故に対し、宜野湾市の方々の不安や怒りを共有し、直ちに普天間基地の閉鎖を強く求めます。
横浜で暮らす私たちにとっては、27年前に起きた緑区(現在の青葉区)の米軍ジェット機墜落事件を想起させるもので、最近でも7月の泉区の住宅街に約200発の弾薬落下事故・8月の横田基地所属の米軍ヘリがエンジントラブルで臨港パ−クへの緊急着陸事故など、沖縄に次ぐ基地県・神奈川でも日常的に基地被害にさらされています。
一方、現在世界的規模で進められている米軍再編は、在韓米軍の縮小構想と反対に在日米軍基地の機能強化は明らかで、座間キャンプへの陸軍第1軍団司令部機能の集中・横田基地への空軍司令部機能の統合、さらに横須賀基地への原子力空母母港化、池子横浜市域への米軍住宅増設計画も全て連動しています。
私たちは、これ以上の基地機能強化に反対するとともに、恒久化につながる米軍住宅増設計画を認めることは出来ません。
また、政府が進めようとする普天間基地の名護市辺野古への移設は、基地と危険の「たらい回し」でしかありません。
自治労横浜は、沖縄の仲間と固く連帯し、普天間基地の無条件返還と辺野古住民の命がけの座り込み行動を支持し、基地移設絶対反対、沖縄からの全ての米軍基地の撤去を求め取り組んで行きます。
2004年8月31日 |
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自治労横浜市従業員労働組合 中央執行委員会 |
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