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1面 |
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市民のセーフティネットの再構築を |
中田市長突然の辞任から市長選挙に臨むにあたって |
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7月28日、中田市長は市議会議長に退職願を提出しました。その理由として「新年度予算・人事異動など4月から始まる市の行政を、切れ目なく託せる」などと述べていますが、到底市民や職員が納得出来るような理由ではありません。一言でいえば、中田市長の突然の辞任は、無責任な「投げ出し」だと断ぜざるを得ません。
中田市政とは何だったのか。小泉改革と同様に市場万能主義の構造改革政策が、市民の社会的セーフティネット機能を破壊してきたことは明らかです。就任早々、強引な手法で港湾病院に指定管理者制度を導入させ、「民の力を存分に」と称し、保育所、学校給食など次々と民営化を強行しました。
また、市役所内部では露骨なトップダウン方式で、有無を言わせぬ風土を作り出し、コンプライアンスの名のもとに「処分」を連発し、職場に疲弊感や閉塞感をもたらしました。中田市長個人も、町田市長選を巡るパーティー券問題、消防団による自身の政治資金パーティー券問題、そして週刊誌を賑わしたスキャンダルにまみれた生活など、次々に醜聞が表出しました。
このような中、3月に公表された職員満足度調査では「トップマネジメントとしての役割を果たしていない」との声が6割を超えており、市役所内部でも求心力も失っていました。
8月3日、「市民マニフェスト100人の会」は、この間の中田市政の検証を踏まえて、緊急アピールを発表し、あるべき市長像を提起しました。「市民自治」こそ都市の本質であることを理解する人などの5点をあげました。(詳しくは裏面参照)
自治労横浜は新しい横浜市長を選ぶに当たって「100人の会」の視点を基本に、市関係4単組(自横・横水・横交・浜教組)と意思統一し、「中田市政を継承しない」、「労働組合との関係の正常化」の2点が確認できる候補者が望ましいと考えています。
そして、何よりも7年余に及ぶ中田市政と決別し、市民のセーフティネット機能を再構築しなければなりません。閉塞した横浜市役所を刷新し、職員の誰もが生き生きと働くことができる職場環境作り、更には労使関係を正常化しながら、労使対等の立場で市政への取り組みを進めたいと考えます。 |
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迫力満点 海上から花火 |
8月1日 花火観賞&納涼船 |
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8月1日(土)、自治労横浜は恒例の、花火鑑賞&納涼船を行いました。
山下公園の観光船乗り場に集合。シーバスと釣り船に乗って、海上から花火を楽しみました。
飲み物を手に、真下から見上げる花火は、迫力満点。参加者からは「来年もぜひ、来たい」との声が聞かれました。 |
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8月4日 |
予算要求など諸要求を |
行政運営調整局長に提出 |
団体交渉 |
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8月4日、自治労横浜は団体交渉を行い、行政運営調整局長に予算要求はじめ09独自要求、09現業統一要求、09欠員補充要求、10増員要求、10福利厚生要求、清掃直営強化闘争要求の7本を提出しました。
冒頭、黒沢委員長から要求の基本として「解散総選挙中の、中田市長の突然の辞任は、市政の無責任な投げ出し。
政府が進めた市場万能主義の構造改革が、二極化した社会を作り出し、官から民への大合唱で、社会的セーフティネットを破壊してきた。横浜市政も同様。次年度へ向けた要求書は、市民生活のセーフティネットの再構築を基本にした要求・提言である。そのためにも市役所に働く職員の労働条件の改善も必要であることを求めている」と発言しました。
3点の重点課題申し入れ
重点として、「人事院勧告は『月例給・一時金ともに厳しい』状況。先の夏季一時金を巡る交渉の際に、局長から『市労連の思い受け止める』とのコメントがあったが、是非交渉経過を尊重した対応を改めて申し入れておく」。
さらに、現業職問題について「6年間の採用凍結は、職場に大きな問題を生じさせた。技能の継承が行われず、20歳代の職員が皆無となり、職場の士気にも大きな影響。採用試験の再開を強く求める」。
また、「職員のモチベーション低下が、職員満足度調査でも明らかになっている。人事考課制度への不満や、現場・職場軽視の運営への不満などが原因。現在『しごと改革』の取り組みが行われているが、超勤縮減のコスト削減でしかない安易な『ずれ勤』など到底認められない。労働条件にかかわる課題は、きちんと労使協議、労使合意を求めたい。閉塞感の覆う職場状況を打開し、職員がやる気を出せる、職場環境の徹底的な改善をお願いしたい」と申し入れました。
行政運営調整局長から「ただいま、多岐に渡る項目の要求書を受け取りました。今後、関係区局と連絡をとりあいながら、慎重に検討してまいりたいと思います」とのコメントが示されました。 |
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市民マニフェスト100人の会が |
新しい横浜市長像アピール |
8月3日 |
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中田市長の突然の辞任を受け、中田市政の検証を進める市民団体「市民マニフェスト100人の会」(代表世話人・鳴海正泰関東学院大名誉教授)は8月3日、横浜市役所で記者会見を行い、「私たちはこうした新しい横浜市長がほしい」とするアピール文を発表しました。
横浜市の新市長に求められる資質として(1)「市民自治」こそ都市の本質であることを理解する人(2)新しい時代の潮流を捉える感覚に富み、大局観に優れた人(3)日本国憲法の精神を大切にする人(4)新しい地域経済発展のシナリオの描ける人(5)品格があり信頼に足る人柄、の5点を挙げ、市民に問題提起をしました。 |
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