自治労横浜は、10月29日Lプラザで第63回定期大会を開催します。多くの国民の期待を担った民主党を中心とした政権がスタートし、併せてこの横浜でも単組が推薦を行った林市長が誕生した中での、新たなステージに立った定期大会となります。
この7年半、「中田市政」下では、市民生活の切り捨てや職場への徹底的な攻撃が行われ、また強行的なトップダウン方式などから、職員のモチベーションが一気に低下しました。林市長は、行き過ぎた「市場原理」の修正や、職員や労働組合との話し合いの重視など決意を述べています。今後、自治労横浜としては、充実した労使関係を基本として、政策要求の実現を求めていきます。
構造改革路線と決別充実した労使関係基本に
さて、本大会では、「市民生活のセーフティネットの再構築」と共に、「職場の労働条件の改善」「組合運動の活性化、組織の強化・拡大」をメインスローガンとして、運動方針の提起を行います。そのポイントは以下の点になります。
(1)「小泉改革」以降、徹底的に進行した構造改革路線との決別、そして横浜版としての「中田改革」の終焉、その上で、安全や安心を中心とした市民生活の再構築を基本とした自治労横浜の運動を展開していくこととします。また併せて、公務員制度改革への取り組みも重要な課題として提起しています。
(2)職場労働条件の改善では、当面する「賃金闘争」や「現業闘争」の具体的な闘争方針の提起を行っています。また3月に公表された「職員満足度調査」結果からも、人事政策で多くの問題点が指摘されています。人事考課や人事異動など、見直しを求めていく必要があります。そして職場改善、何よりも風通しの良い市役所づくりを行っていきます。
(3)今年度、自治労横浜は再建から20周年を迎えます。この間の組織強化委員会からの答申を基に、改めて自治労横浜の組織の強化と拡大を単組の運動の基本に据えていきます。また、本部役員の改選期でもあり、新たな執行部が誕生します。次世代を展望しながら、揺るぎない自治労横浜を構築していきます。
以上、政権交代・新市長という新たなステージに立ち、一方で「財政状況」という厳しい情勢を撥ね返しながら、多くの課題について、その方向性を議論する大切な大会となります。「運動方針(案)」は、職場への事前配布を予定しています。組合員の皆さんの多くの意見を反映しながら、次年度の方針を確定していきます。ご意見をお寄せ下さい。
|